冷蔵庫開閉音を用いた開閉扉の識別手法の提案と初期評価. 電子情報通信学会SeMI研究会, vol. 119, no. 406, 2020, ISSN: 0913-5685.
Abstract
近年,センシング技術の発達により様々な場面でセンシングが可能となり,IoT化した製品も次々に開発されユーザが容易に自らの行動に伴う情報を得ることが可能となっている.生活行動認識における従来のユーザにセンサを装着する手法やカメラを用いる手法ではユーザの心的負担が大きいことが問題である.また,専用のデバイスや製品を新たに導入することはコストが高いといった問題もある.本稿では,食習慣のセンシングを目的として,冷蔵庫の扉に設置したタブレット端末に内蔵されたマイクロフォンを用いた,開閉扉の識別手法を提案する.冷蔵庫扉の開閉音には,扉の大きさやパッキン,レールの有無等によって扉ごとの特徴が現れる.このため扉開閉時のデータを解析して,開閉した扉を識別する.タブレット端末に内蔵されたマイクロフォンより得られたデータから抽出した特徴量を用いて機械学習により識別を行う.被験者4人に対して開閉扉の識別を行った結果,平均0.95という精度での識別が可能であることを確認した.
Links
BibTeX (Download)
@conference{mitsukude-semi-2020, title = {冷蔵庫開閉音を用いた開閉扉の識別手法の提案と初期評価}, author = {光来出 優大 and 林 健太 and 石田 繁巳 and 荒川 豊 and 福田 晃}, url = {https://www.ieice.org/ken/paper/20200131d1UV/}, issn = { 0913-5685}, year = {2020}, date = {2020-01-23}, booktitle = {電子情報通信学会SeMI研究会}, volume = {119}, number = {406}, pages = {63-68}, abstract = {近年,センシング技術の発達により様々な場面でセンシングが可能となり,IoT化した製品も次々に開発されユーザが容易に自らの行動に伴う情報を得ることが可能となっている.生活行動認識における従来のユーザにセンサを装着する手法やカメラを用いる手法ではユーザの心的負担が大きいことが問題である.また,専用のデバイスや製品を新たに導入することはコストが高いといった問題もある.本稿では,食習慣のセンシングを目的として,冷蔵庫の扉に設置したタブレット端末に内蔵されたマイクロフォンを用いた,開閉扉の識別手法を提案する.冷蔵庫扉の開閉音には,扉の大きさやパッキン,レールの有無等によって扉ごとの特徴が現れる.このため扉開閉時のデータを解析して,開閉した扉を識別する.タブレット端末に内蔵されたマイクロフォンより得られたデータから抽出した特徴量を用いて機械学習により識別を行う.被験者4人に対して開閉扉の識別を行った結果,平均0.95という精度での識別が可能であることを確認した. }, keywords = {Activity recognition}, pubstate = {published}, tppubtype = {conference} }