電子情報通信学会SeMI研究会で成果発表

2022年1月20日(月) 〜 21日(水)にハイブリッド開催される電子情報通信学会センサネットワークとモバイルインテリジェンス研究会 (SeMI)研究会で、下記の研究成果を発表します。

本研究は、NICT委託研究の一環で実施されたもので、エリア内の非定常イベントを検知する手法に関する提案である。エリアの人口変化を時系列データと捉え、逆離散フーリエ変換によって、エリアの人流周波数スペクトルを計算して、支配的な周波数成分(周期的に発生する状態)を除去することで非定常状態を検出する。周期的に発生する状態と一言で言っても、その周期はエリアによって異なる。例えば、大学キャンパスであれば、土日の人は少ないが、観光地は土日の人が増える。これらを定常と定義して外れ値検出を行うことが直感的に考えられるが、エリアごとに定常状態を人手で定義するのはナンセンスである。提案手法は、その問題を解決した手法である。

井上隼英, 荒川豊, 石田繁巳

逆離散フーリエ変換を用いた新しいエリア特徴量~活性度~の定義 Conference

電子情報通信学会センサネットワークとモバイルインテリジェンス研究会, 2022.

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