開発したシステム

研究室では、社会に役立つ、センサやアプリケーションを開発しています。

混雑度可視化システムitocon

with コロナ時代において、自発的な時差通勤・通学を促すため、九大学研都市駅および伊都キャンパスのバス停の混雑度をリアルタイムに表示するモバイルWebサイトを構築しました。

労働者メンタルセンシングworkersense

WorkerSenseおよびWorkerSensePlusは、Fitbitと連携したアンケート配信システムです。労働者のメンタルヘルスを質問票で聴くと同時に睡眠や歩数、心拍といった生理情報を収集します。これまでに、企業10社約150名の会社員を対象に2週間~2ヶ月に渡る実験に活用されています。

グループウォーキング支援Walkus

Walkus(ウォーカス)は、好きなグループで好きなときにウォーキング競争ができるウォーキングアプリです。ソーシャルサポートによって、楽しくウォーキングを継続できるか検証するために開発されました。

超小型マルチセンシングボードSenStick

SenStickは、代表的な8種類のMEMSセンサを超小型基板に実装した世界最小クラスのBLE搭載マルチセンシングボードおよび周辺ソフトウェアの総称です。電子工作をすることなく、購入後すぐに、IoTの本質であるデータ分析に注力できるように開発されました。iOS/Android向けのアプリケーションやNode.jsのライブラリを用いることで誰でも手軽にデータ計測が可能になります。小型かつスティック型という珍しい形状は、メガネやお箸、杖といった細長いモノや小さいモノをIoT化するのに向いています。一般的なBLEセンサと異なり、大容量フラッシュメモリ(32Mバイト)をボード上に実装しているため、スマートフォン無しで連続ロギングが可能なことも特徴の一つです。そして、SenStickは、回路図、ファームウェア、周辺ソフトウェア、すべて大学の研究成果として公開しており、自身でファームを書き換えてオリジナルのセンサボードを開発することも可能です。

姿勢認識チェアCensus

Censusは、オカムラと開発を進めている姿勢認識チェアです。日本のサラリーマンの座位時間は世界最長という調査結果が出ていますが、不適切な姿勢は肩こりや腰痛の原因ともなります。そこで、利用者が座る際に、適切な設定を指南したり、自動的に18通りの姿勢パターンを認識し、座位ログを取ったりする機能を備えたセンサ内蔵チェアの実現を目指しています。

オカムラの最適な座り位置を示すIoTチェア
IoTチェアや日本各地の風を再現する空調機など、“未来のオフィス空間づくり”を目指す実証の場が開業 (3/4) – BUILT