奈良先端大・情報科学研究科では,毎年1人だけ,ベストティーチング賞の表彰があるのですが,NAIST着任5年目にして初受賞しました.
2013年にNAIST准教授となって、自分のオリジナル講義を持ち、毎年、試行錯誤を重ねてきました。NAIST特有な点として、履修申告制度がないこととビデオ録画されることがあります。初年度は、そもそも何人受けてくれるんだろうかという不安があり、2年目くらいまではビデオに撮られているのが気になってました。3年目からは、教室の外で実習をしたり、毎回レポート制にしたりして、ようやくビデオ録画を気にせずに進められるようになりました。
2年目からは、講義の内容を深めるため、イケイケの研究者を外部講師としてお招きして話してもらったりもしました。 そう言えば、Open Street Mapの編集も講義の中で行い、2年くらいでNAIST周辺のOSMはほぼ完璧に整備しました^^)v
そんなこんなで、2013に21名だった受講者が、38名、51名、84名と重ねる毎に増えていき、今年はなんと110名にも達してました。楽勝科目と噂がたっているのでしょうw 割り当てられた教室に入りきれず、立ち見が出て、大教室の講義と部屋を交代してもらって何とか進めたのですが、毎回レポート制にしているので、毎回110名のレポートを読む羽目に。その提出管理だけでも結構大変で、大人数の講義より2, 30名でじっくりやりたいなと思うこともありましたが、たくさん受けてくれるのも嬉しかったです。
ちょうど改組で、この講義も今年度までということになり、その区切りとして、このような賞をいただけたことを嬉しく思います。